ガラクタのカタログ

イギリスの郵便ポスト


近代郵便発祥の地、イギリス。約11万5千本ある赤いポストの中の大半には、建てられた時代の国王の紋章(Royal Cypher)が刻まれており、ある程度これで年代を識別出来ます。現行の制度はヴィクトリア時代に始まりましたので、現在ではエリザベス2世まで計6種類の紋章が存在します。

この紋章を見るのは結構楽しいもので、散歩のついでにスタンプラリーみたいな感覚で探して回る人が多く、私もそれに倣って全種類集めてみました。撮ったのは数ある形態の中でもほんの一部に過ぎず、旧植民地にもそれなりの数が残っているので、いずれまたカメラ片手に探してみたいものです。

なお、今回は紋章に着目して分類しており、各ポストの具体的な形式名(タイプAやらBやら)については割愛しています。また、物によっては別のポストから部品を転用して所謂共食い整備を行なった例もあり、故に描かれている紋章と本体の製造時期が一致しない事例もあるようですが、そこまで細かく分類してはおりません。