トップナンバー特集11 西武鉄道
昭和後期から平成後期にかけてはほとんどの電車が黄色く塗られていたが、近年はステンレス車体に青っぽい装飾を施した車両が主流となり、一昔前からだいぶ様変わり。長年101系や2000系が大車輪の活躍を見せていたためか、大手私鉄の中ではやや近代化が遅れていた印象だったが、他社からの中古車両と共に省エネ化を目指しているご様子。
2000系

| 車番: | クハ2001 |
| 撮影地: | 所沢~東村山 |
| 撮影日: | 2017.9.14 |
| 記事作成: | 2026.6.28 |
今は無き自社工場生産の通勤形で、登場当時の西武では珍しい片側4扉の電車だった。1988年以降に製造された所謂「新2000系」と違って、側面デザインや俗に「グロベン」と呼ばれた通風器など、随所に1960-70年代の国鉄通勤電車に似た要素が見受けられた。専ら新宿線系統で運用され、2025年に全廃。筆者が大学生時代を過ごした高田馬場ではお馴染みの存在だった。
3000系

| 車番: | クハ3001 |
| 撮影地: | 石神井公園 |
| 撮影日: | 2013.11.13 |
| 記事作成: | 2026.6.28 |
2000系の足回りをベースに、それまでの西武の通勤電車の標準車体を組み合わせた車両で、元々は池袋線用に開発された。この車両が登場した1983年頃の池袋線は、新宿線と違ってやや長い時間乗る客が多かったこともあり、座席を多めに確保するべく従来通りの3扉とした。しかし、後にこの構造が仇となり、2014年に引退。写真は最末期に、東急からの乗り入れ車両と並んだ姿。
6000系

| 車番: | クハ6101 |
| 撮影地: | 野方~都立家政 |
| 撮影日: | 2016.2.11 |
| 記事作成: | 2026.6.28 |
黄色い伝統を打ち破った通勤電車で、営団有楽町線直通用として開発され、登場当時はその斬新なデザインが注目を集めた。後に副都心線ひいては東急東横線にも乗り入れるようになったが、初期車2本は副都心線に入らず新宿線へ転属。この頃は1992年のデビュー時の面影をよく残していたが、2022-23年に大規模更新工事が施工されて雰囲気は大きく変わった。
8500系

| 車番: | 8501 |
| 撮影地: | 東中峯(信)~西武球場前 |
| 撮影日: | 2026.3.8 |
| 記事作成: | 2026.6.28 |
山口線専用車両で、1985年の新交通システム化と同時に登場。外観はこの時代の車両らしくシンプルで、ごく短距離を走るため客室設備も簡素なものだが、内装の配色は鮮やかで少し派手に感じる。写真の第1編成には、「1960年代に西武線を走っていた車両のカラーリングをイメージ」した全面ラッピングが2025年に貼り付けられ、翌年に一足早く引退した。
L00系

| 車番: | L11 |
| 撮影地: | 西武球場前 |
| 撮影日: | 2026.3.29 |
| 記事作成: | 2026.6.28 |
約41年ぶりに山口線へ投入された最新鋭車両で、外観は膨らんだ前照灯やスカート脇に設置された尾灯、やけに長細い側扉の窓などが目を引き、やや奇抜なデザインに仕上がっている。もっとも、斬新な外観とは裏腹に、車内設備は極めてオーソドックスで、野球グッズ展示のためのショーケースが中間車に置かれていることを除けば、他所の新交通システムと大差ない。
9000系

| 車番: | クハ9101 |
| 撮影地: | 小平~花小金井 |
| 撮影日: | 2016.9.27 |
| 記事作成: | 2026.6.28 |
1993年の登場当時は、新2000系とほぼ同じ車体に旧型通勤電車の走行機器を組み合わせたパチモン新型車両だったが、流石に2000年代に省エネルギーの足回りに改造された。池袋線に配置されたが、2017年から廃車が続出し、一部編成は4両に短縮の上多摩湖線へ転属。写真は、きゃりーぱみゅぱみゅとコラボした時の特別塗装で、新宿線で運行された時のもの。派手なピンクが文字通り異彩を放っていた。
30000系

| 車番: | クハ38101 |
| 撮影地: | 野方~都立家政 |
| 撮影日: | 2016.2.11 |
| 記事作成: | 2026.6.28 |
「スマイルトレイン」なる愛称を持つ通勤電車で、卵をモチーフとしたデザインとなっており、子供には人気…なのだろうか。ユニークな外装に目が行きがちだが、車内の居住性や案内表示器などにも2000年代後半としては目新しい新機軸が搭載されている。ちなみに、この編成はコロナ禍真っ最中にドラえもんのラッピングをして走っていたが、残念ながら撮る機会はなかった。
