ガラクタのカタログ

トップナンバー特集6 (1) JR機関車・貨車

機関車が牽引する列車は鉄道黎明期から続くスタイルではあるが、日本では電車や気動車への置き換えが進み、2010年代以降は旅客列車に使用されることがほぼ無くなってしまった。現在は貨物列車用が大半を占め、熱心なファンも多いことから、特定の番号の機関車を狙うのも難しくない。

反面、貨車の方は運用範囲が広いくせに目撃情報はごく僅かで、狙いに行くのは難しい。戯れに1両だけ載せてみたが、果たして今後の更新で記事を追加する日は来るのだろうか。


EH200形 ECO POWER ブルーサンダー

車番:EH200-1
撮影地:八王子
撮影日:2011.4.6
記事作成:2025.1.26


日本国内の電気機関車では最大級の出力を誇る。全長も従来の機関車に比べて4割ほど長く、中央本線や上越線などの山岳路線を中心に活躍しているが、南武線や根岸線で見かけることも多い。数の割に運用範囲は大変広く、新潟から名古屋圏に及ぶ。ところで、最近のJR貨物の機関車は200番台の形式名が多く、ちょっと紛らわしい。



タキ1000形

車番:タキ1000-1
撮影地:横浜本牧
撮影日:2013.5.26
記事作成:2025.1.26


今や石油貨物の代名詞的存在。約30年間量産が続いた超ロングセラーで、根岸線、南武線、中央線など首都圏でも至る所で目にする。もっとも、貨車そのものへの注目度の低さも相まって、このタキ1000-1を狙って撮るのは大変に難しい。写真は横浜本牧駅が特別に一般公開された時に巡り合ったもの。



トップナンバー特集6 (2) JR事業用車

事業用車とは、一般的な用語で言えば業務用の車両。国鉄時代から2000年代頃までは、多種多様な事業用車が全国各地に配置されていたが、昨今は線路などの状態を確認する検測車を除いてほとんど絶滅した感がある。特殊用途故に製造数も少なく、1形式1両ないし1本だけという存在も珍しくない。私自身は事業用車にそれほど思い入れがなく、記録を見返したら約10年に1度くらいしかその姿を撮影していないようである。


E491系 East-i E

車番:クヤE490-1
撮影地:桜木町
撮影日:2020.10.29
記事作成:2025.1.26


JR東日本が2本保有する検測車のうちの1本で、運用範囲は東北から関東に至るまで電化区間のほぼ全域に及ぶ。事前に雑誌等で運行予定を確認しないと出会えないと思われがちだが、仕事で首都圏の路線を頻繁に使っている人にとっては意外に目にする頻度が多い。ステンレス車体が大半の通勤路線において、真っ白な車体は少し目立つ。



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